能力の”蛇口“をいつも全開にしておく法

人間には種々のタイプがあるものだ。生まれつき人並みはずれた天分を備えている人もいる。また教育とか本人の努力とかで培われた後天的な才能を身につけている人もいる。逆にそういった天分とか才能などは全然ないにもかかわらず、あたかも才智に秀でているように見せかける人もいる。大勢の人の中から、短時間でこれらを正しく評価して見分けるのは、大変な努力と、特殊な技術が必要である。ところがわが国には昔から「能ある鷹は爪をかくす」という諺がある。これは謙譲を美徳とした極めて民度の低かった時代の、大衆へのアピールである。困ったことには現代でもそれが高く評価され強調されていることだ。つまり実力のある人は滅多にその手腕を示してはいけないといましめ、そういう人が偉いのだというのである。私は、どうしてこのような諺がもっともらしく伝えられるのか理解に苦しんでいる。滅多に手腕を示さないのなら、第一手腕が本当にあるのかどうかもわからない。手腕が示され、実績が上がって、はじめて偉いといわれるので、爪をかくしているときから偉いとはいえないはずだ。次に、そんなに手腕を出し惜しみしていたら、日進月歩するスピード時代の今日には通用しないだろう。折角の手腕も宝の持ちぐされにしかならない。私はこのような言葉は日本から追放しなくてはいけないと思っている。逆に「能ある鷹は爪をかくさず」を主張したいのだ。←こちらでのサイトでは様々な情報を取り揃えております。


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