失敗を恐れるな

あるシンポジウムに出席して、学者がたの討論を聴き感動したことがある。彼らの探求心は、実に幼稚園児のように素朴で、貧欲なのである。例として適当ではないが「朝どうして起きるの?」「どうして顔を洗うの?」と誰しもが常識として疑わないことから、疑い、分解し、破壊していくのだ。この思考のすすめ方、発想の展開の過程で、新しい真理の発見があり、学問の進歩が生まれるのである。つまり「創造的破壊の発想」である。常識とは、万能の神の作ったものではない。人間が生活する上での、便宜上の約束事なのだ。常識は、時代とともに変わる。かつて、昼と夜しかなかった常識が、その間に「たそがれゾーン」があるという考え方の提起で、破られつつある。昼か夜か、白か黒か、と割り切ろうとする固定観念がこわれて、その中間に「たそがれ」あるいは「灰色」の存在を認めようとしつつある。そうなると、これまで目に白と、これまで目に見えなかったことが、次々と明確に見えるようになっている。つまり進歩であり、発展であると思う。古いつまらぬ固定観念をすてると、心は新鮮になり、眼からウロコがおちて、真実が見えるようになる。このことが大切なのである。それと、もう一つ大切なことは「失敗を恐れるな」ということ。成功というものは、九九%の失敗を土台にしている。その失敗すら、現在あらためて見直せば、成功につながるものもいっぱいある。結局、失敗であろうが、「やってみる」こと、そこに値打ちがあるのだと思う。人に教えてもらうより、人間、失敗すると肝に銘じてこたえるものだ。それが、一種の「開眼」なのである。成功すると、とかく反省を忘れがちだが、失敗には必ず厳しい反省がある。そこに、一歩前進の手掛かりがひそんでいるものである。まさに「失敗もまた楽し」ではないか。恐れることはないのである。反省ということで、ぜひ付け加えておかなければならないことがある。それは、成功したときの反省である。なぜ?なぜ?なぜ?と反省することによって、一つの成功は、次の、より大きい成功につながるものなのである。その反省を忘れると、折角の成功もそこで行き止まりとなってしまうというのが、私の過去の経験から学んだ信念である。東京 アルバイト ←いろいろな情報はこちらのサイトから確認してください。


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